舎外時間が5分で口を開けてゼーゼー喘ぐ新型感染病が発生!

昨年も少数の鳩舎で発生がありましたが、それまで30~1時間以上舎外していた若鳩がある時から5分ほどしか飛ばなくなり、
超低空飛行で鳩舎近くや周りをぐるぐると飛んでいておりてきたら全鳩が口を開けてゼーゼー喘ぐ感染病が発生しています。
TCLが精密検査を行ったところ、この病気は通常の呼吸器病ではありませんでした。

この病気の特徴は以下のようにまとめられます。

①舎外の飛翔時間が5分くらい以下になりすぐに降りてくる。
②餌食いはほぼ正常。
③掴んでも痩せていることはない。
④厩舎内で観察しても、ゼロゼロやくちばしを少し開けるなどの呼吸器病の症状は無い。
⑤出舎口を開けると普段同様に鳩は舎外運動に出ていく。
⑥通常の呼吸器病の治療に全く反応しない。
⑦嘔吐を伴う鳩アデノウイルス感染症とは全く異なる新しい病気です。

現在この病気をすぐに治す治療方法はありませんが、TCLの精密検査から得られた血液の異常に対して適切な治療をすることで徐々に回復していきます。しかし、秋のレース参加は困難です。

 

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