レース鳩飼育とレース参加

レース鳩とは

鳩のレースの楽しさと効用についてご紹介します。(TCL実験鳩舎の若鳩たち)

施設写真


Racing pigeon survives run-in with raptor during 500-mile journey from Franceより引用

鳩レースに参加するために必要なこと

レース鳩は友人から譲ってもらったり、専門業者から購入したりして親鳩を飼育してひなを育てることによりご自分の鳩舎に帰ってくる鳩の飼育はできます。ただし、レースを実施している団体に加入しないとレースに参加することができません。レースに参加する手順をご紹介します。

鳩舎を作りましょう。

自分で材料を購入してきて作るのも鳩飼育の楽しみの一つです。ご近所で鳩の飼育をされている方を訪ねて、必要な情報を得るか、本を探して読んでみてください。動物飼育全般に言えることですが、近隣の方の迷惑にならない条件で規模や場所を検討して下さい。
なお、レース鳩飼育には「種鳩鳩舎」と「選手鳩鳩舎」の2つが必要です。一つの鳩舎を仕切って飼育することも可能です。
種鳩鳩舎:購入した種鳩は自鳩舎には慣れておらず、逃がしてしまう可能性があるので、二重扉などにする必要があります。ゆったりした巣箱も有ったほうが良いでしょう。
選手鳩鳩舎:時給者で生まれた雛を育てて入れる鳩舎で、出入り口が付きます。トラップという入ってきたら出られない入り口が必要です。鳩の数より多い止まり木が必須です。

小規模の鳩舎はキットや完成品を購入することもできます。海外では小規模の立派な鳩舎のキットも販売されています。
本格的な鳩舎となると、鳩舎を建築したことのある大工さんに相談されることが良いでしょう。

種鳩を入手しましょう

鳩のレースは効果な鳩を買えば勝てるというものではない、奥深さがあります。だいたい次のような入手方法があると思います。親鳩を飼って、ひなを育てて慣らして初めて、自鳩舎に戻ってくる鳩ができます。鳩を入手する前に、飼育の仕方や必要な鳩舎、器具、飼料などを準備することは言うまでもありません。
①ご近所でレース鳩を飼育している方を訪ねて分けてもらう。
②レース鳩の専門店で購入する。
③ネット上のオークションや通信販売などで購入する。上級者でないと難しいかもしれません。
④レース鳩の雑誌(愛鳩の友誌など)や鳩レース協会会員に送られてくる(レース鳩誌など)には鳩の販売広告が載っています。

鳩レースの主催団体に会員登録しましょう。

現在、法人組織として一般社団法人日本鳩レース協会と日本伝書鳩協会があります。どちらも古い歴史のある団体です。
ご自分で作出したレース鳩をレースに参加させるには2つの方法があります。

1)自宅などに専用のレース用鳩舎を持ち、参加する方法。

2)鳩レース協会や民間事業者が行っている「委託鳩舎=合同鳩舎」に委託をしてレース参加をする方法。
住宅事情や高齢化して自分で飼育や訓練などができない多くの方が利用をしております。

日本鳩レース協会(クリックで開きます)

日本伝書鳩協会(クリックで開きます)